主要キャリアのネットワーク投資戦略と通信インフラ市場 2020年版(1):

国内キャリア投資は2019年度に2.4兆円へ拡大、楽天モバイルの参入が投資額拡大に寄与

株式会社MCAは、国内主要キャリア各社の設備投資に関する調査を実施し、その結果を「主要キャリアのネットワーク投資戦略と通信インフラ市場 2020年版」として取りまとめた。今週より、同資料をもとに、調査結果を取り上げてみたい。まずは国内キャリア投資の規模感について見ていこう。

国内キャリア投資は2019年度に2.4兆円へ拡大、楽天モバイルの参入が投資額拡大に寄与

2019年度の国内市場におけるキャリアグループの合計設備投資額は前年度比6.2%増となる2兆4,350億円となった。NTTとソフトバンクグループが縮小する中、楽天モバイルグループの投資拡大が大きく影響している。

今後、大手キャリアグループの投資推移は横ばいとみているが、楽天モバイルグループの大幅投資は2021年度まで続く見込みである。2023年度には、5Gに向けた投資も一段落する見通しで、キャリアグループの合計投資額は2兆2,501億円と予測した。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて10月12日に公開された記事となります。
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