主要キャリア各社の設備投資に関する調査結果(後編):

キャリア向け国内ネットワーク機器市場、基地局が40%強を占有

株式会社MCAは、国内主要キャリア各社の設備投資に関する調査を実施した。先週に続き、今週もその結果を取り上げてみたい。後編となる今回は、ネットワーク機器市場に焦点を当てる。

2021年度の市場規模、2014年度の80%強水準まで回復へ

2017年度のキャリア向け国内ネットワーク機器市場は3,791億円となった。下の図は、その内訳を示したものだ。

主な機器として、携帯電話基地局が1,616億円、ルータは725億円、伝送装置が530億円、スイッチは500億円である。現在は小規模な市場になった局用交換機とPON/MCに関しては、局用交換機が終息に向かい、PON/MCは横ばいを維持するものと予測した。

今後、キャリア向け国内ネットワーク機器市場自体は微増を続け、2021年度には4,220億円にまで規模が回復するものとみられる。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて6月8日に公開された記事となります。
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