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携帯・スマホユーザーの「キャリア乗り換え意向」を探る

改正電気通信事業法の施行や楽天の通信キャリアへの参入などのビッグイベントが重なる今年の秋は、通信市場の競争環境が大きく変化するタイミングとなる。特に、利用者に対する各種の「縛り」に対する規制によって、通信キャリアの乗り換えが加速するかが焦点となっている。

そこでMCAでは、7月上旬に携帯電話・スマートフォンの利用者に対してネットアンケート調査を実施した。その結果から、利用者が乗り換えに対してどのような意向を持っているのか、探ってみたい。

端末買い替え時のキャリア乗り換え意向は

スマートフォン・携帯電話を買い替えるタイミングで、契約している通信会社の乗り換えを検討するか尋ねたところ「検討すると思う」は16.5%で、「多少検討すると思う」も含め、前向きな意向を示したのは4割弱となった。

乗り換えを「検討する」「検討しない」それぞれの理由

乗り換えを検討すると答えた理由(複数回答)の上位には「通信料金が安くなりそう」「端末が安く購入できそう」「乗り換えれば特典がもらえそう」など、何らかのメリットを期待する声が並んでいる。

一方、検討しないと答えた理由(複数回答)としては、半数強が「今の通信会社に満足している」と答えている。「解約違約金や手数料などの負担」を懸念する声は、2割弱にとどまっている。

【調査概要】
19年7月上旬、オンラインリサーチ事業者の保有する会員の中から、日本の性・年齢別人口分布に沿うようウェブ上でアンケートを実施した。対象は、18~69歳、携帯電話・スマートフォン利用者(法人利用除く)。サンプル数は1,110。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて7月29日に公開された記事となります。
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