まだ見えぬ、新プランの具体的な「提供条件」:

「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」の対応機種は?

昨年末から今年にかけて、通信キャリア各社が相次ぎ投入を決定した新料金プラン。なかでも、「20GBの通信容量」と「5分かけ放題」が組み合わさったオンライン専用プランは3社が2980円(「povo」は5分かけ放題のトッピングを付けた場合)で横並びとなった。一見するとこれで決着したかのように見えるが、3月の開始に向けて、まだまだ波乱がありそうだ。

大々的な発表の裏で、まだ見えぬ具体的な「提供条件」

というのも、通信容量と通話というプランの骨子は明らかになったが、開始まで2ヶ月を切ってもその全貌が見えてこないのだ。

NTTドコモは、1月14日に「ahamo」の具体的な提供条件を追加で開示した。当初は対象外となっていた「ファミリー割引」への申込が可能になるなど、一部条件が変更された。とはいえ、同社も「開示した情報以外の提供条件は別途ご案内する」と、まだまだ非公開の部分が多いのが現状だ。

そこで今回、提供条件の詳細について各社への確認を試みた。不明点は多岐にわたるが、端末と音声通話の2点に絞ってたずねたところ、KDDIとソフトバンクは「未定」「検討中」との回答が目立った。

対してNTTドコモは3点ともに回答があった。今回のオンライン専用プランを仕掛けた側だけに、事前に周到な準備をしていたことがうかがえる。特に、NTTドコモブランドの端末であれば、SIMロックを解除せずに「ahamo」が利用できる点が明確になったことは、プラン変更を検討中の既存ユーザーにとっては朗報だろう。

提供条件に加えて焦点となりそうなのが、キャリアショップでの取扱いだ。3キャリアともに「オンライン」を明示し、それを逆手に取った楽天モバイルが「我々は店舗でも受け付け可能」と強調したほどである。

とはいえ、現場の状況からは、新プランのポスターを掲示したり、ミニセミナーを行ったりするキャリアショップが散見される。サポートコストを削減することで安価なプランに仕上げたのであれば、店頭での申込サポートは有償で受け付けるのが筋だとも思うが、なし崩し的にショップ受付が行われかねない雰囲気すら感じられる。

このように、新料金プランには不明点がまだ多く残されている。ユーザーからの反響や他社の出方をうかがいながら、3月の正式サービスインに向けて提供条件の変更や追加も出てきそうだ。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて2月9日に公開された記事となります。
最新記事や過去の掲載分は「DATAで見るケータイ業界」もあわせてご覧下さい。

メールニュース「Mobile News Letter」
最新コンテンツを週1回配信中

モバイル業界スナップショット