携帯基地局市場と設備投資の今 (1):

2020年度の5G投資は1000億円 全体投資額の10%未満と予想

MCAでは携帯基地局市場と周辺部材市場に関する調査を実施した。そこで今回から「携帯基地局・設備投資の今」と題し、キャリア各社のインフラ投資動向をお伝えしていく。第1回は「5G」をテーマとして取り上げたい。

2020年の5G開始に向けたキャリア各社の動きが加速

総務省が2017年5月に、5Gの実現に向け、実際の利用シーンを想定した総合実証実験に関し、キャリア3社を含めた6社の実施主体と実証実験概要を発表した。従来から、NTTドコモやKDDI(au)は5G実証実験を開始していたが、総務省の発表を機に、関連各社の5Gへの取り組みが加速している。

NTTドコモは5Gbps通信で高精細な映像配信、KDDI(au)が低遅延通信での建設機械の遠隔操縦、ソフトバンクは低遅延通信でのトラックの隊列走行などである。

5G投資の本格化は2020年度を想定

そうした中、MCAは調査レポート「携帯電話基地局市場及び周辺部材市場の現状と将来予測 2017年版」において、5G投資の予測を行った。

2020年度における5G投資はNTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクの3社合計で1000億円と推定している。2019年度にキャリア各社の5G投資が本格化するといわれているが、2019年度は既存LTE/LTE-Advancedへの投資が主流とみる。5G投資は2020年度に拡大するものの、全体投資額の10%未満に過ぎない。また、エリア展開は3.5GHz帯よりも局所的なエリア展開になることが想定される。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて5月26日に公開された記事となります。
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特集:携帯基地局市場と設備投資の今
  1. 2020年度の5G投資は1000億円 全体投資額の10%未満と予想
  2. 16年度の国内無線機市場は1413億円 調達先ベンダはキャリアごとの違いが鮮明に
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