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担当者に聞く、法人向けウェブサイト展開の今:ソフトバンク編

キャリア各社の法人向けウェブサイト担当者にご登場いただき、ウェブ展開の現状を取り上げていく特集企画。

前回のKDDI編に続く2回目となる今回は、ソフトバンクモバイル 法人営業推進本部 マーケティング推進統括部 営業推進部の御担当者への取材の模様をお伝えする。

――はじめに、法人向けのウェブサイトの位置づけを教えて下さい。

ソフトバンクモバイルの法人向けウェブサイトは、法人のお客さまに特化した情報展開・プロダクト紹介・ソリューション紹介・導入事例共有化を行うことで、法人の課題を発掘し案件に繋げられるようなコンテンツ作りをしています。

全社でペーパーレス化に取り組んでいるため、法人ウェブサイトが担う重要度が日々増してきています。

――重要性が高まる中で、どのようなウェブコンテンツに力を入れていますか。

法人向けウェブサイトでは、法人特有の多様な商品説明や事例紹介が中心になる傾向がありますが、弊社では、ウェブサイトを「法人のお客さまが情報を収集するためのツール」としてだけでなく『既存顧客を24時間フォローする窓口』として位置づけています。

具体的には、企業の管理者さまがご利用料金の確認やオプションサービスの変更、業務上必要がないと考えられる携帯電話機能の制御、紛失時のロック・データ消去を24時間対応できる「法人コンシェルサービス」を提供しており、ウェブサイトからこれらのサービスをシームレスにご利用いただけるようにしています。

――ウェブサイト以外の情報発信ツールとして、メールマガジンやSNSなども挙げられますが。

メールマガジンやSNSに関しては、過去に検討・実施しましたが、現在は実施しておりません。

――法人向けウェブサイトとして、特に意識されていることはありますか。

法人契約の特徴は、携帯電話の管理者さまとご利用者さまが異なることです。そのため、携帯電話やサービスの導入を決定される管理者さまが読みやすいように考慮しています。

例えば、目的のページへの導線を簡潔にすることや、サービスの最重要ポイントをページの上部に配置し、説明が続くページの途中にもサマリーを置くなど流し読みができる工夫をしています。

――最後に、今後注力したいと思われていることを教えて下さい。

「オフラインからオンラインへ」をテーマに、お客さまが導入に必要な情報を探し、理解し、導入いただき、運用していくまでを一気通貫で簡単にできるようなサイトを目指してまいります。

――本日はありがとうございました。
本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて2014年12月24日に公開された記事となります。
最新記事や過去の掲載分は「DATAで見るケータイ業界」もあわせてご覧下さい。
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