キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2020春(2):

この1年でキャリアショップが最も減少したのは東京都、愛媛除く46都道府県で減少

MCAは、2月から3月にかけて国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査を実施し、その結果を調査資料「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2020春」として取りまとめた。前回に引き続き、同資料からキャリアショップの状況を報告したい。

この1年でキャリアショップが最も減少したのは東京都、愛媛除く46都道府県で減少

前回お伝えした通り、3キャリア(ワイモバイル、UQを含む5ブランド)が展開するキャリアショップは全国7912店で、2019年2月調査(以下、前年調査)から295店の減少となった。

減少トレンドは全国的な傾向で、都道府県別の店舗数を前年調査と比較したところ、唯一愛媛県だけ店舗数を維持(変化なし)したものの、残る46都道府県で店舗数が減少していることが分かった。

とりわけ都市圏での店舗減少が顕著となった。最大の減少幅を記録したのは東京都の34店減だった。前年調査から15店舗以上の減少となった都道府県は、いずれも400店以上の店舗数を抱える地域だったため、整理・統合を進めやすいエリアという側面もあるとみられる。

各キャリアとも一部の都県では店舗を増やす

一方で、キャリアごとの動きを細かく見ていくと、局所的にだが店舗増となっているケースも見受けられる。

NTTドコモは東京都など、ソフトバンクは長崎県など、KDDI(au)は千葉県など、ワイモバイルは鹿児島県など、UQコミュニケーションズは埼玉県など、一部の都県では前年調査に比べて店舗数が増加している。

本記事は、株式会社インプレス「ケータイWatch」内で弊社が執筆を担当している連載「DATAで見るケータイ業界」にて3月26日に公開された記事となります。
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